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つくり手から探す

つくる人の生き方にふれて、
心が動く一品を選ぶ。

誇りを届ける

-フラワーデザイナーが共創する漆器 -

YUIYU

石川県加賀市

株式会社アプラス(山中漆器) 田邉なおこさん

 

略歴

幼少期から花が好きで、花屋やケーキ屋に憧れて育てます。専門学校で花のレシピ、フラワーデザイナーとしてキャリアを積む。結婚・出産を経て仕事環境が変化する中でアプラスへ入社。ブリザードフラワー事業を担当する中で、自社ブランド「YUIYU」の立ち上げに参加しました。

 

ものづくりで大切にしていること

漆器の職人たちの技術や誇りを、世の中に広く伝えること。フラワーデザイナーとして培った感性を活かし、職人と協働して器を作り上げる。誇るものを誇れる人たちと共に世に出すことに価値を見出している。

 

仕事観・人生観

自分自身がやる仕事に誇りを持ち、思いを軸に、素人の目線で職人と対話し、新しい価値を生む。楽しむだけでなく、関わる人々の誇りや技術を世の中に届けることにやりがいを感じる。

 

ストーリー紹介

当初は花中心でのブランド立ち上げの予定だったが、山中漆器を起点とした器での展開に変更。職人たちとのコミュニケーションを通じて、技術と感性を融合させる形で「YUIYU」が誕生。伝統の技を大切につつ、新しい視点で世に出す挑戦が、田邉さんの原動力となっている。

誇りを届ける

450年の伝統が続く山中漆器を起点に始まり、ブリザードフラワーなどの事業を展開している株式会社アプラス。

自社ブランドへの挑戦を志し、起点である漆器で「YUIYU」というブランドを立ち上げました。

立ち上げの中心となった田邉なおこさんは、漆器の仕事とは縁遠いフラワーデザイナーだった。全く違う仕事をしていた田邊さんは、なぜ「YUIYU」を生み出すことになったのか。

 


変わらない起点

 

田邊さんは幼少の頃、母親が庭で花を育てる姿を見て、母親が焼いてくれたお菓子を食べたりして過ごしていた。

「そんな母の姿を見て、花屋かケーキ屋になりたいと思っていたんです」

日常にあるものを、そして好きなことを仕事にしたいと思っていた田邉さん。幼少の想いを変えずに花の道を歩むこともあれば、専門学校にも通った後、花の仕事に就いたこともあります。

「花屋は見た目は華やかでも、桶を抱えて力仕事があったり。でも相手の顔が見える仕事なので、楽しかったですね」

華やかさばかりではなく、廃棄も必要な「花屋」の一面や、力仕事もあり決してラクではない仕事。

少し根底にある「花が好き」がぶれなかった。

 


自ら楽しいものになっていく

 

その後、結婚・出産と呼ばれ、会社の環境も古くなっていたため、花の仕事を楽しむことを決意しました。いくつかの仕事を経験する中で、人のつながりでアプラスへ入社しました。

再び花の仕事に就いたが、そこで繋がるものは、生花ではなくブリザードフラワー。生花には”香りがある”ことも田邉さんの喜びだったので、生花と比べると充実感は劣る面もあった

少し、
「ブリザードフラワーでも香りのものを開発したり。あとはお客さんの期待を超えたなって」

田邉さんらしく自ら仕事を充実させていった

その中でアプラスとして自社ブランドの立ち上げの話があり、当初は花を中心に立ち上げる予定だったため田邉さんに声がかかった。

しかし次第に、花ではなく漆器で立ち上げることになっていった

 

「紳士楽しそうじゃないなって思いました。花でやるぞ!ってなってたのに…」

こんなことも正直に伝えてくれる田邉さん。それでも立ち上げを続けた理由は何だったのか。

 

誇れるものを、誇れる人たちと一緒に

 

田邊さんはYUIYUの器の各工程を担当してくれる職人さんと会話する中で感じるものがあった。

 

 

「アプラスの従業員や山中漆器の職人さんは、誇れる仕事をされているんです。なのに、その誇りを自慢することはしない。YUIYUが変わって世の中に出ていくことは、その誇りを広く届けることに繋がる。それができるのは私たちなのに、やらなくてどうするんだろう、と思うようになりました」

東京で育った田邉さんにとって、自慢できる、誇れる伝統は身近にはなかった。それが山中漆器の地にはある。

「私、自分がやっている仕事には誇りを持ちたいと思ってやってきてるんです」と真っ直ぐ伝える田邉さんにとって、職人さんや関わる人々の誇りを取り戻すことができることは、YUIYUが始まる大きな原動力になった

 

「『この木なんですか』からのスタートなので。でも『ど素人が来たから教えてやるか』って職人さんも侠気で接してくれて」

田邉さんが素人がゆえに投げ掛​​けられる言葉や、「もっとこうできないですか」といった素直な投げ掛けは、職人も良い意味で巻き込まれていった

こうして、田邊さんのフラワーデザイナーの視点と、山中漆器の職人たちの技が結ばれ、YUIYUが生まれていった。

「紳士…」と言っていた田邉さん。その手にYUIYUの器を持つ表情は、子どもが好きなものを持つ純粋で心から嬉しそうな表情だった

 

このつくり手の商品

YUIYU
/蕾(つぼみ)
¥5,500
YUIYU
/浮葉(うきは)
¥11,000
YUIYU
/八重(やえ)
¥16,500
YUIYU
/RIN(りん)_7寸
¥8,800
YUIYU
/RIN(りん)_5寸
¥6,600