地域や人との縁を繋ぎ続ける
群馬県桐生市
ミヤマ全織 中井永佳さん
略歴
高校卒業後に上京し、美術大学でデザインを専攻。当初は、家業を継ぐつもりはなく、木工など絹とは異なる道で学ぶ。出産や時間の経過とともに「父の代で会社を終わらせたくない」という想いが芽生え、2020年にミヤマ全織へ入社。現在は専務としてブランド「上州絹屋」の開発を担う。
ものづくりで大切にしていること
群馬の9種のシルクから原料を選び、自社で養蚕まで行う「素材を深く知ること」へのこだわり。「糸をつくる人とつくる人の距離をなくす」想いから、生糸だけでつくるものづくりを貫く。妥協しない姿勢が上州絹屋の品質を支えている。
仕事観・人生観
「生糸を使い続けなければ産地が消える」という危機感から、生糸づくりを守りつないでいる。国産シルクの高価さは工夫で抑え、若い世代でも手に取りやすい価格を実現。薬剤を使わない製糸だからこその安心品質を届けている。「故郷の産地・家業・人を未来へつなぎたい」その想いがブランドの原点になっている。
ストーリー紹介
ミヤマ全織の中井永佳さんは、父が築いた縁と地元養蚕業の伝統を守るため、国産生糸にこだわった自社ブランド「上州絹屋」を開発。高速織機で切れやすい繊細な生糸でも、7年の挑戦を経て量産化を実現。養蚕農家を守りながら、若い世代にも純粋なシルクの価値を伝えようとしている。その姿には「出来ない」を「出来る」に変え、昔からあるものを大切に紡ぎ続ける想いが宿る。
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