今に満足しない
大分県宇佐市
佐々商 佐々木康幸さん
略歴
大分県宇佐市で1978年に創業した畳店「佐々商(旧佐々木たたみ商店)」の社長。高校卒業後に関東の大学へ進学し、東京で就職。その後、父親の病気をきっかけに地元へ戻り家業を手伝い始める。2019年に社長へ就任。畳の製造・張り替えを行う傍ら、畳文化を伝える取り組みとして、畳の端材を活用した積み木「たたみたす」を開発した。
ものづくりで大切にしていること
佐々商の仕事は、畳の製造から張り替えまでを一貫して行うこと。1ミリ、2ミリの精度が求められる世界であり、「一魂一畳(ひとつの畳に魂を込める)」という父の代からの品質へのこだわりを守り続けている。一方で、住む人がどう使いたいのかを丁寧に聞き、その暮らしに合った提案をすることを大切にしている。
仕事観・人生観
佐々木さんの原点は、「人が喜んでいる顔を見たい」という想い。子どもの頃、祖母が営む小さな商店で、お客様と楽しそうに会話をする姿を見て育った。商売とは、お客様に喜んでもらってこそ成立するもの。その考えが、今の仕事の姿勢にもつながっている。
ストーリー紹介
近年、畳に触れたことのない子どもが増えている現状に危機感を覚えた佐々木さん。畳の魅力や日本の文化を次の世代へ伝えるため、畳づくりで出る端材を活用した積み木「たたみたす」を開発した。畳のやさしい弾力や香りを感じながら遊べるこの積み木は、かつて畳のある居間がそうだったように、家族が集まる時間を生み出す存在になってほしいという想いから生まれた。
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