手元の時間を、少し丁寧に
お気に入りのペンを並べ、静かに手に取る。
文字を書くひとときに、自然と気持ちが整うようなペントレーです。

デスクの上に置くだけで、道具との向き合い方が少し変わる。
日常の中に、ゆるやかな余白をつくる存在です。
所作に寄り添う、ミニマルな設計
ペンを2本置ける、無駄を削ぎ落としたシンプルなかたち。
曲げによって生まれた凹凸が位置をやさしく固定し、ペン同士が触れにくい設計です。

器のように立ち上がった縁により、指を添えてすくうように持ち上げられる形状。
大切に扱いたい筆記具にもなじむ、やさしい使い心地です。

卓上に落ちる影が、トレーを浮かせるように見せるデザイン。
置いたペンの美しさを引き立てる、静かな存在感があります。
曲げることで生まれる、機能と美しさ
ストーリオは、身の回りに木製品を増やしたいという想いから、木を小さく曲げる技術を開発。
その実現のための機械も自社で設計し、独自のものづくりを行っています。

木は素材ごとに性質が異なり、曲げ方ひとつで使い心地も大きく変わるもの。
どの角度で曲げると扱いやすく、美しく見えるのかを探りながら、かたちを導き出しています。

わずかなカーブが、手に取ったときの収まりや使いやすさにつながる設計。
機能性と見た目のバランスを追い続けることで、日常に自然となじむ道具が生まれています。
(取材・執筆:monotomoi編集部)
みんなの幸せを切り拓く
新潟県小千谷市
ストーリオ 木村和久さん
略歴
新潟県小千谷市の木工メーカー「ストーリオ」の創業者。大学で工学を学び、大手メーカーのエンジニアとして海外赴任や大型プロジェクトに携わる。2004年に独立しストーリオを創業。家具キットや木部品のオンラインサービスを展開した後、2016年に自社ブランド「STORIO」を立ち上げた。
ものづくりで大切にしていること
身の回りに木製品を増やしたいという想いから、木を小さく曲げる独自技術を開発。さらに、その加工を実現する機械まで自社で設計している。機能性・耐久性・美しさを同時に成立させることを重視し、長く使える製品づくりにこだわっている。
仕事観・人生観
祖父が山を開拓して農業を営み、90歳近くまで働いていた姿が原点。「自分も一生できる仕事をつくりたい」という想いから起業を決意した。自分の未来は自分で切り拓くという考えが、今の仕事の根底にある。
ストーリー紹介
ストーリオは、新潟・大白川の森の木を活用するプロジェクトにも参加している。木を使うことが森を守る循環につながると考え、商品を通じて森を身近に感じてもらうことを目指している。木村さんのものづくりは、自社だけでなく、地域や自然、そして使う人すべての幸せな未来につながることを願って続けられている。
このつくり手のストーリーを読む
サイズ/重量/容量について
サイズ:W18.6 × D7.5 x H1.5 cm
重量:約50g
素材/原材料について
素材:雪国のブナ(スノービーチ/魚沼市大白川)
取り扱い上の注意について
・高温多湿な保管環境は、製品の変形、劣化の原因となります。
・故意に強く曲げたり、割るような力を加えないで下さい。
・天然の木材ですので、製品により木目、色、木肌傷などに違いがあります。