朝の食卓に、波のリズムを
わが家の朝は、焼きたてのパンの香りからはじまります。
トースターから出した瞬間の、あのカリッとした音。けれどお皿にのせると、裏側がすぐにしっとりしてしまう——。

陶器のお皿よりはマシかな、と思いながら、何年も同じ木の皿を使い続けてきました。
そんなときに出会ったのが、この波乗りパン皿。

波のようなやわらかな凹凸が、パンの裏に風を通してくれるので、焼きたての軽やかさが長く続く。
長年のモヤモヤから解消されて、気づけば心までふんわりとほぐれていくようです。
パンの裏にも、心地よさを
20cmのサイズは、トースト一枚にちょうどよく、27cmのお皿なら、パンとサラダや果物も一緒に盛りつけられる、ちょうどいい広さです。
たとえサラダが少し水っぽくても、凹凸のおかげで水分がパンにつかないのがうれしいところ。
小さな工夫ですが、その効果たるや驚くほど。
思わず、“世紀の大発明”と呼びたくなる一枚です。

見た目の可愛らしさだけでなく、このお皿には、暮らしを思う小さな工夫が詰まっています。
ゆるやかな波のようなラインは、職人が角度や高さを何度も試しながらたどり着いたかたち。
その結果、パンとお皿の接触面積をおよそ83%も減らすことに成功しました。

使用されている山桜は、ほんのり甘い香りをまとい、使うほどに色合いが深く変化していく木です。
ひとたびテーブルに登場すれば、自然な木目と温かみが食卓にそっと寄り添い、毎日の食卓をやさしく彩ります。
口に入れても安心な亜麻仁油で仕上げてあるので、洗剤で洗っても大丈夫。
木の乾燥が気になったら、軽く亜麻仁油を塗って保湿すると、長く美しくお使いいただけます。
職人の手仕事が生む、暮らしのかたち
このパン皿を手がけるのは、新潟・加茂で木と向き合い続ける朝倉家具の職人たち。
「暮らしの中で本当に役に立つ、美しい道具を届けたい」 その想いが、日々の食卓に寄り添う一枚の形となりました。

ただ便利なだけでなく、使う人の心がふわりと軽くなるように。触れるたびに木の温もりや香りを感じられるように。
長く愛される道具であることを願い、職人たちは手を止めません。

小さな波の形の中には、素材への敬意と、暮らしを思うまなざしが静かに息づいています。
このお皿を使う毎日が、少しだけ特別な朝になる——
そんな願いを込めた一枚です。
(取材・執筆:monotomoi編集部)
変わることへの挑戦
新潟県加茂市
朝倉家具 倉茂円さん
略歴
桐たんすの伝統が衰えゆく地元に貢献したい想いから、2012年に朝倉家具に中途入社。
ものづくりで大切にしていること
伝統や素材の力を活かしながら、日常に小さな豊かさを届けること。ただ形を作るのではなく、使う人の暮らしや気持ちに寄り添うことを大切にしている。
仕事観・人生観
商品を使う人の暮らしを想像し、どんな時間を過ごしてほしいかを考え抜いて、企画や製造を行っている。「使う人に喜んでほしい」という想いを共有し、誇りを持って手仕事を続ける職人たちとともに、家庭と職人の橋渡しとして商品開発に取り組んでいる。
ストーリー紹介
朝倉家具の倉茂さんは、桐たんすから家具や雑貨へと舵を切る事業転換を牽引。時には職人と泣きながら議論を重ねながら挑戦を重ね、桐たんすの技術を今の暮らしに生かす道を開いた。その原動力は父から学んだ「仕事で自分にできることはやり切る」という想い。そんな倉茂さんのスタンスに朝倉家具の使う人に思いを馳せる姿勢が融合し、長く培われた技術と想いが変わらず活き続ける。
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サイズ/重量/容量について
【200】
φ20.0 × H1.8 cm
【270】
φ27.0 × H1.8 cm
取り扱い上の注意について
・天然木の製品のため、木目や色合いに個体差があります。
・食器洗浄機・電子レンジのご使用はお控えください。
・直射日光が当たる場所や高温多湿な場所は避けてください。
・カビの原因になりますので、十分に乾かしてから収納・保管してください。
・天然木の特性上、周囲の環境(特に湿気)に応じて変形が生じる場合があります。洗浄後は早目に拭き取り、長時間濡れたままにしないでください。