手のひらに乗る、小さな一皿
薬味をひとつまみ、チーズを数切れ、オリーブをころりと数粒。
手のひらほどの細長い楕円に、少量を盛るだけで絵になります。

深さがあるので液体や小さな食材もこぼれにくく、食卓の脇にそっと置いておくだけで場が整う。
「paume=手のひら」という名の通り、手に収まる気持ちよさがある器です。
シャープな輪郭に、木の温もり
細長い楕円のフォルムは、どこか彫刻的な印象があります。
側面の薄くシャープなエッジと、内側のなだらかな曲面が対比をつくり、見る角度によって表情が変わる。

天然木ならではの杢目が色の奥からほのかに透け、どのカラーを選んでも素材の温もりが伝わってきます。
使いづらいとされた木を、資源に変える
水分を多く含むため加工に不向きとされてきたブナの木。
その豊富な森林資源を有効活用するために、60年以上前に開発されたのがBUNACOの技術です。

テープ状にしたブナ材をコイル状に巻き重ねて成型する独自の製法は、少ない木材で加工できる環境への配慮でもあります。
使いづらいとされた素材に可能性を見出し、諦めずに技術を守り続けてきた積み重ねが、この一枚に宿っています。
(取材・執筆:monotomoi編集部)
諦めない強さと温かさ
青森県弘前市
ブナコ 倉田昌直さん
略歴
青森県弘前市で1963年に設立された木工メーカー「ブナコ」の2代目社長。大学卒業後、東京の百貨店問屋で働いた後、1980年に家業へ入社。入社直後に父が急逝し、若くして社長に就任した。
ものづくりで大切にしていること
青森に豊富にあるブナの木を活かす独自技術を大切にしながら、時代に合った商品開発に取り組む。伝統技術を守るだけでなく、照明やインテリアなど新しい分野へ挑戦することで、ブナの魅力を現代の暮らしに届けている。
仕事観・人生観
倉田さんの原動力は「諦めないこと」。社員や家族、そして会社を支えてくれた人たちをがっかりさせたくないという想いが、困難な経営環境を乗り越える支えとなってきた。
ストーリー紹介
ブナコは、青森の資源であるブナを活用する技術を守るために生まれた会社。経営危機を経験しながらも、商品開発や事業転換に挑戦し続けてきた。倉田さんの「どんなに苦しくても諦めない」という姿勢が、ブナコのものづくりを今も支えている。
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サイズ/重量/容量について
サイズ:W20.5 × D9.0 × H3.0 cm
素材/原材料について
素材:天然木(ブナ材、突板貼りMDF)、ウレタン塗装仕上げ
原産国:日本
取り扱い上の注意について
【天然木について】
・天然木を使用しているため、木目や色合いは一点一点異なります。
【お手入れについて】
・使用後は、柔らかいスポンジに食器用洗剤をしみ込ませて洗い、すぐに柔らかい布で水気を拭き取るようにしてください。
・浸け置き洗いはしないでください。